自己を弾劾する者

『ルター 世界の名著23』松田智雄 編

 詩篇講義

  それゆえ、不義なる者は審きに耐えない。(一・五)

 義なる者は、何よりもまず自己を弾劾する者である。それだから、義なる者は日に七たび倒れても、また起きあがるのだ(箴言二四・一六)。なぜなら、義なる者は罪あるゆえをもって自己を弁解することなく、むしろただちに罪を告白し、自分自身を弾劾するからである。これによって罪は、義なる者にとってただちに赦されており、彼は起きあがったのである。(p386)