自己に対してどれだけのものを求めるか

ホロコースト産業』ノーマン・G・フィンケルスタイン

 ガンジーはかつて、「自分の過ちは凸レンズで見て、他人の場合はその逆にする。そうやって初めて、人は自己と他者とを相対化して正しく見ることができる」と言った。つまり、道徳の尺度として唯一意味があるのは、他者に対してではなく、自己に対してどれだけのものを求めるかなのである。(p233)