サプリメントの問題点

『かけがえのない生命と地球のためにあなたができること』坂下栄

 今、アミノ酸ドリンクが流行しています。アミノ酸は体に大切な栄養素なので、いいように思う人が多いかもしれません。しかし、最近、国も規制を始めました。どういう理由で規制を始めたかというと、サプリメントを作る分解過程での薬品の問題など、懸念する状況があるからです。(p122)


 まず一番目には、サプリメントアミノ酸には天然のたんぱく質を分解して作られたものと、合成されて作られたものがありますが、どちらも分解する時や合成する過程でいろいろな薬品が使われるため、その薬品がサプリメントに残るのではないかという心配で気がかりな点。(p122)


 二番目として、サプリメントの形状を、固形にするか液状にするかのいずれにしても、かためるため、あるいは溶けた状態を安定させるために何らかのものを入れるという点。
 サプリメントにする精製過程で、不純物を取り除いたり濃度を高めたり、また、長期間店頭に置いていても品質が変化しないように安定剤を加えたりと、さまざまな薬品が使われているのですが、いったいどんな薬品が使われているのか、一般の人にはまったくわかりません。さらにその残留性、商品のサプリメントに残ってしまっているかどうかがまったく不透明なのです。(p123)


 これはアミノ酸に限らず、ビタミンCでもビタミンAでも鉄分などのミネラル分でも、何でも同じです。大豆や海藻、肉などの自然の食べ物で摂らずに、その栄養素だけを純粋なものにして摂るということは、どうしても偏ってしまうということです。さらに精製し純品化したものは、薬品などのプラスアルファが必ずついてきて、それが体に悪く作用する危険性をはらんでいるのです。(p123)