毒性物質が内臓へ悪影響を及ぼす

『21世紀の子どもたちと地球のためにお母さんができること』坂下栄

 肝臓が冒され、歯がボロボロになっていく
 有害な物質が体に取り込まれ、内臓に届いたとします。そのとき、解毒をする中心として働くのが肝臓です。ここで、不要なものを分解します。体に入ってきたものは血液を通って肝臓に運ばれ、不要物質が分解されてきれいになった血液だけが各臓器に運ばれるのです。ですから、PCBでも農薬でも合成洗剤でも、生体内での毒性を検査するためには、まず肝臓を調べる方法が採られています。
 それぞれの毒性に対して起こる肝臓の変化に共通しているのは、分解酵素を作る小包体といわれる細胞内小器官が一気に増える現象です。しかし、人間の長い歴史の中で出会っていなかった(食べたり接触した経験がなかった)ものに対しては、分解酵素をもち合わせていません。作ることもできません。そこで、分解できないままほかの臓器へと移動してしまうのです。
 また、なんらかの物質が入ってくると、細胞に不要なものが入ってきたとばかり、その物質固有の分解酵素はないにもかかわらず、分解しなければと体が反応します。こうしてできた分解酵素は、有益なものまでも必要以上に分解してしまう危険性をはらんでいる物質なのです。
 その結果、肝臓が冒されます。まず、体がだるくなったり、カルシウムの低下で歯がボロボロになったりという症状が現れてきます。(p130)


 若い人たちが、顔にニキビを作っているのも、いろいろな理由があると考えられます。インスタントラーメンなどを食べつづけているために、含まれていた化学物質が皮下にたまってきたのかもしれません。また、ちょっと前のコピー機はインクの強い悪臭がかなりしました。当時、それが原因でニキビが増えはしないかと私は考えていました。
 若さの象徴といわれますが、体内に入った有毒物質が影響したり、大気汚染が影響するニキビもあるのではと考えられます。(p134)