農業調査

モンサント』マリー=モニク・ロバン

 アルゼンチンの国立統計調査研究所(INDEC)が実施した農業調査によれば、一九九一年から二〇〇一年に一五万人の農民が、農業をやめてしまっている。そのうち一〇万三〇〇〇人は、遺伝子組み換え大豆が登場した後である。これと同じ期間に、六〇〇〇人ほどの土地所有者たちが、この国の耕作面積の半分を所有するようになった。しかも、すでに一六〇〇万ヘクタールの耕作地は外国資本のものである。この流れはますます強まっている。
 「私たちが目の当たりにしているのは、輸出を目的としたアグリビジネスと工業的農業が拡大している、これまでに見たこともない光景です。他方で、家族農業はその犠牲になり、どんどん消えているのです」と、アルゼンチン農場連盟代表エドゥアルド・ブッツィは嘆いている。「立ち去った農民たちに代わって現われたのは、農業とは無関係の奴らです。年金ファンドや投資会社が『種子向け合同出資』に投資し、カーギル社やモンサントのような多国籍企業とつるんで、ラウンドアップ耐性大豆のモノカルチャーを推し進めています。その結果、食料生産のための農業は衰退してしまったのです」(p399)