コロンビアでの「枯葉作戦」

モンサント』マリー=モニク・ロバン

 この文章を書きながら、私は、コロンビアのインディオや農民たちが日々味わっている苦難を思わずにはいられなかった。それは、合衆国政府の「コロンビア計画」がもたらした災厄である。二〇〇〇年六月、ボゴタ政権の積極的な支持のもとで準備されたこの計画は、コカ栽培を根絶やしにすることを目的としていた。コロンビアのコカ栽培によって国際市場にコカインが流れ、その利益の一部がコロンビア・ゲリラの運動の資金へと回されている。そこでコカ栽培を根絶するために、ラウンドアップの空中散布が行なわれた。二〇〇〇~〇六年に、三〇万ヘクタールほどの大地がラウンドアップによって覆われた。空中撒布の対象になったのは、主としてカウカ県・ナリニョ県・プトゥマヨ県(いずれの県もエクアドルとの国境地帯)である。その土地に生きる人々も、この「コロンビアの”オレンジ剤”〔ラウンドアップのこと〕」の被害を受けた。プトゥマヨ県(いくつものインディオの村落を抱える)だけで、三〇万人が中毒になった。(p140)