ダイオキシンに匹敵する猛毒

モンサント』マリー=モニク・ロバン

 「私たちは全員、体の中にPCBがあります」と私に言ったのは、デヴィッド・カーペンター教授、ニューヨーク州立大学アルバニー校の衛星環境研究所所長である。「PCBは、『残留性有機汚染物質(POPs)』と呼ばれる一二種類のきわめて危険な化学汚染物質の一つです。不幸なことに、PCBは自然の生分解作用に抵抗し、食物連鎖を通じて生体組織に濃縮されていくからです」
 「PCBは、北極から南極まで、地球全体を汚染しました。一定量のPCBに曝露すると、肝臓、すい臓、腸、乳房、肺、脳に、ガンが発生します。また、心臓血管系の病気、高血圧、糖尿病、免疫防衛力の減少、甲状腺機能障害、性ホルモンの機能障害、生殖障害、重い神経障害が生じます。なぜなら、数種類のPCBはダイオキシンと同じグループに属するからです」(p45)