相乗効果を生むような研究

『なぜ遺伝子組み換え作物に反対なのか』ジャック・テスタール

 生産性を向上させる、あるいは競争力を高めるために開発された技術システムでは、生産の持続性や品質は保証されていない。それらは、エネルギーを貪り食い、公害を垂れ流し、農村社会や農民の叡智を破壊する。世界的な技術とグローバル化された経済は、世界各地の技術システムを改善するというよりも、自然環境や社会の多様性を消失させる。人間社会と協働可能で、科学的知識と農民たちが先祖代々培ってきた知識が相乗効果を生むような研究に重きを置くべきなのだ。(p40)