GMOは一体誰の利益になるのか

『なぜ遺伝子組み換え作物に反対なのか』ジャック・テスタール

 この小冊子の目的は、われわれがまったく必要としないモノを、われわれに押し付けようとする人々の戦略を暴露することにある。遺伝子組み換え作物のリスク便益の評価方法は、医薬品と同様の手続きを踏むべきだ。われわれのそうした疑問に対し、彼らの反応がこれまでの約束を掲げるだけに終始するのなら、われわれは疑問の投げかけ方を変えてみよう。「遺伝子組み換え作物は、一体誰の利益になるのか」。
 というのは、まったく便益がないのにリスクをとるのは、容認できないことだからだ。イノベーションは必ず便益をもたらすと考えるのは、イノベーションに対する経済および倫理の面からの評価を怠り、危険性の鑑定だけを考えることを意味する。(p13)