遺伝子組み換え作物の脅威

『なぜ遺伝子組み換え作物に反対なのか』ジャック・テスタール

 マヨネーズをつくる際には、原料になる鶏の卵の大きさが不揃いであっても、食用油と卵の配合比を理論化する必要などなかった。二十一世紀初頭の現在においても、「自然」を絶対視すべしだと主張する者たちがいる。また、遺伝子組み換え作物が容認されると、環境および公衆衛生の面での脅威が生じるのではないかと不安に感じる人々や、社会や経済の面で大変動が起こるのではないかと不安に思う人々がいる。ちなみに、環境面での脅威は現実、公衆衛生面での脅威は不確か、社会や経済の面での大変動は明白である。(p10)