土木工学の見地からも重要

『図解これならできる 山を育てる道づくり』大内正伸 田邊由喜男 監修

 道をつくることで雇用が生まれ、道があることで新たな森林管理や林業経営の手法が生まれ、道を使うことで森林機械の改良がなされる。かつて林道は環境破壊の代名詞のようなものであったが、この「四万十式作業道」は日本の林道の概念を大きく変え、土木工学の見地からも注目されると確信する。
 豊かな森の道を散策する喜びは格別である。この道づくりは林家はもちろんのこと、山暮らし、農家、あるいは森林ボランティアに新たな視点を与え、これまで林業に無縁だった市民にも迎えられることだろう。(p02)