やはり運び出して使いたい

『図解これならできる 山を育てる道づくり』大内正伸 田邊由喜男 監修

 間伐遅れの山を「伐り置き間伐」で環境を回復させることも急務だが、そこに道が通っているなら、やはり運び出して使いたいものである。材価が安いとはいえ、崩れない作業道ができるなら間伐材で利益を得ることも可能なのだ。次の間伐でまた換金することが確実にでき、中・大径木を温存し、少しずつ出材しながら、実生(自然に生えてきた苗)を育てたり、択伐によってやや大きく開いた空間に部分植林するような森林管理・経営も可能となる。それは将来の木材資源のためにも、森林環境の保全のためにもベストな、新しい時代の造林手法といえるだろう。(p01)