大冷害でも平年作の農法

『究極の田んぼ』岩澤信夫

 1993年、日本は数百年に一度という大冷害に見舞われ、全国の作況指数は70になり、備蓄の少なかったコメは、このままでは飢餓状態になると思われました。……
 ヤマセ(冷たい東風)が吹き込んだ太平洋側では、収穫の皆無地帯が続出し、食べるコメがなく、来年の種籾も取れないところが表れたのです。冷害は、それはそれは惨めで話もできません。話す言葉も見つからないのです。しかし、その皆無地帯で、私たちの農法は平年作に近い収量をあげたのです。(p36)