部分と全体

『無[Ⅲ]自然農法』福岡正信

 自然は分解してみてはならない。分解した瞬間から部分はもう部分ではなく、全体はもう全体ではない。部分を寄せ集めたものは全部であり、全体とは異なる。「全部」は数学的形式の世界であり、「全体」は生きた内実のある世界を表現する。自然に即する農業は生きた世界であって、形式の世界ではない。(p179)