嫁入り道具

『決定版 人物日本史』渡部昇一

 家康でもう一つ面白いのは、『源氏物語』を四回ぐらい講義させていることである。(p251)


 そのため江戸時代には『源氏物語』は金持ちや大名のお姫様の嫁入り道具として持っていくようなものになったのである。それ以外にも源氏物語的なものは徳川時代には非常に流行った。たとえば雛祭りというのは王朝時代の真似である。王朝への憧れ、王朝文化への憧れが雛祭りとなって、庶民にまで流行したのである。特に大名とか大金持ちは金にあかして立派な雛人形を作った。(p252)