マルキシズムの芸術の問題

『文化防衛論』三島由紀夫

 学生とのティーチ・イン

 三島 マルキシズムでも結局芸術の問題を一番理解したのはトロツキーだと思う。トロツキーは、政治はプロレタリア独裁、しかし文化はブルジョア的文化でよろしいということをいった。だからソヴィエト革命が始まって以来、トロツキーが権力を多少とも持っていたほんの一、二年の間だけにソヴィエトには文化と名のつくものが生れたのです。(p349)