2019-01-10から1日間の記事一覧

われわれの政治文化

『オリバー・ストーン オン プーチン』オリバー・ストーン ――ロナルド・レーガンの時代からアメリカは右傾化してきた。いまの左翼は……左ということになっているのはヒラリー・クリントンだ。おそらく民主党の候補者となる彼女はウクライナについて非常に厳し…

オオカミとヒツジの寓話

『オリバー・ストーン オン プーチン』オリバー・ストーン 問題は、こうした状況のなかでロシアが果たしてきた役割だ。アメリカとヨーロッパは次々とロシアを非難する新たな口実を見つけてくる。それは自分たちが過ちを犯したという事実を公に認められないか…

人間の運命

『異端の人間学』五木寛之 佐藤優 佐藤 せっかくソ連兵の話が出てきたので、本を一冊紹介させてください。ノーベル賞作家ショーロホフ(一九〇五~一九八四)の『人間の運命』です。私はこの本を中学生のときから何度も読んできて、ロシア人のものの考え方や感…

スメルチ

『異端の人間学』五木寛之 佐藤優 佐藤 この映画にもそういうシーンがたくさん出てきます。読者のために解説しておくと、ロシア語で「死」のことを「スメルチ」といいます。スメルシュというのは、「スメルチ・シュピオナム(スパイに死を)」の頭の文字を合わ…

自己に対してどれだけのものを求めるか

『ホロコースト産業』ノーマン・G・フィンケルスタイン ガンジーはかつて、「自分の過ちは凸レンズで見て、他人の場合はその逆にする。そうやって初めて、人は自己と他者とを相対化して正しく見ることができる」と言った。つまり、道徳の尺度として唯一意味…