2018-08-12から1日間の記事一覧

種子の生産様式

『なぜ遺伝子組み換え作物に反対なのか』ジャック・テスタール 農業の未来を壊すのは、とくに種子の生産様式である。最近の研究によると、ニジェールの農民たちは、急速に進行する乾燥化に適応するために、アワの種子の選別を工夫してきたという。彼らが二十…

相乗効果を生むような研究

『なぜ遺伝子組み換え作物に反対なのか』ジャック・テスタール 生産性を向上させる、あるいは競争力を高めるために開発された技術システムでは、生産の持続性や品質は保証されていない。それらは、エネルギーを貪り食い、公害を垂れ流し、農村社会や農民の叡…

農産物の安値での輸出

『なぜ遺伝子組み換え作物に反対なのか』ジャック・テスタール 余剰となった食糧が途上国へ安値で輸出されたため、途上国の食糧農産物の栽培は、大きなダメージを受けた〔ヨーロッパでは、公的補助金の支給によって農産物の生産が刺激され、供給過多になった…

遺伝子組み換えの影響は制御できない

『なぜ遺伝子組み換え作物に反対なのか』ジャック・テスタール 科学的な出版物では取り上げられないが、遺伝子組み換えの影響は制御できないという懸念についても、きちんと言及しておく必要がある。たとえば、GM作物創成期に誕生したGMトマトは、収穫後の長…

必ずしも高度な常識の持ち主ではない

『なぜ遺伝子組み換え作物に反対なのか』ジャック・テスタール 問題なのは、研究者は、高度な専門知識の持ち主であっても、必ずしも高度な常識の持ち主ではないということだ。分子遺伝子学者が、環境に関する現象を判断したり、ましてや農村経済や農民文化を…

独善的なチャリティー番組

『なぜ遺伝子組み換え作物に反対なのか』ジャック・テスタール 人命を救おうとするのは尊い精神だ。だが、テレソン〔一九五〇年代にアメリカではじまった募金活動を行なうテレビ番組〕のような独善的なチャリティー番組は問題だ。寄付を募るために回復の見込…