2018-06-14から1日間の記事一覧

町の人口増加

『ようこそ、ほのぼの農園へ』松尾靖子 宣伝も何もしていません。でも自然農の野菜を出荷している人たちもだんだん増えて、もう一〇家族はいるんじゃないでしょうか。役場の方から「町の人口増加は自然農関係」と言われたこともありました。(p204)

なーんも人間のすることはなか

『ようこそ、ほのぼの農園へ』松尾靖子 父の手記から昭和三九年(一九六四年)の項を引用すると、「工業の発展により電化製品をはじめ自動車の輸出によりその見返りとして食糧も外国より輸入がたやすくなり、食糧事情もだんだん良くなった」。 一九六一年に制…

入り口と出口が同じ

『ようこそ、ほのぼの農園へ』松尾靖子 アメリカからホワイトさんという英語講師の方が松尾ほのぼの農園に自然農を学びに来られたことがありました。夜間学校で昼は時間があるので「手伝わせてほしい」とのことでした。ミシガン湖の南の実家は、三五〇エーカ…

機械ではおもしろくない

『ようこそ、ほのぼの農園へ』松尾靖子 父は牛と馬による有畜農業から慣行農業、有機農業、自然農といろんな農業を全部やってきて、耕運機やトラクターも使ってきました。ある日、そんな話を父としていると、父が「機械化農業は面白うなかった」とひと言つぶ…

雷山八合目での里芋作り

『ようこそ、ほのぼの農園へ』松尾靖子 そのころ、父母は王丸から数キロ離れた雷山という標高九五五メートルの八合目辺りで里芋を作り始めます。朝三時ごろ起きて、母と二人で自転車に乗って行って、麓から山に登っていって、一歩足を踏みはずしたら谷底とい…

常識にとらわれず大胆に

『ようこそ、ほのぼの農園へ』松尾靖子 自然農で問われるのは総合力です。畑は粘土質の強いところもあれば砂地もある。地形や気候による湿度や日当たりの条件も知っておかなくてはいけません。野菜をどう植えていくか、収穫適期をどうするか。それぞれに緻密…

言葉にとらわれず

『ようこそ、ほのぼの農園へ』松尾靖子 最初は誰でも言葉に捕らわれます。「草や虫を敵にしない」と言えば、みんな「草を刈ってはいけない」「虫を殺してはいけない」と受け取ります。でも「刈ってはいけない」「殺してはいけない」とは言われていません。「…

健康な土は人間には作れない

『ようこそ、ほのぼの農園へ』松尾靖子 本当に健康な土は人間が作ろうとしても作ることができません。土の中に住んでいる虫や微生物しか作れないのです。虫たちの営みが土を豊かにしてくれている。耕すことは彼らの大切な営みを邪魔することなのです。(p72)