2018-03-18から1日間の記事一覧

民族自決

『文化防衛論』三島由紀夫 学生とのティーチ・イン 学生D 最後に一言いいたいのですけれども、イギリスのピューリタン革命、フランス革命、ロシア革命といろいろありましたけれども、確かにこういうふうな革命だって外面的な力と力の対立点、その接点で起っ…

言論の自由による正義の追究

『文化防衛論』三島由紀夫 学生とのティーチ・イン 三島 たとえばいま人間の正義と幸福のためにと、あなたはこう考える。別の人間は正義と幸福というものをまた別なように考える。人間個々人の考えは別々であります。あなた方と、別の人の正義と、そういう声…

自由に対する幻滅

『文化防衛論』三島由紀夫 学生とのティーチ・イン 三島 我々は現実に自由というものがどんなものか多少味わった。二十年間、皆さんもいろいろ不服があるだろうが、この中で自由というものはどういうものか味わった。そして自由の先に何があるのか、我々が自…

マルキシズムの芸術の問題

『文化防衛論』三島由紀夫 学生とのティーチ・イン 三島 マルキシズムでも結局芸術の問題を一番理解したのはトロツキーだと思う。トロツキーは、政治はプロレタリア独裁、しかし文化はブルジョア的文化でよろしいということをいった。だからソヴィエト革命が…

共産社会の階級

『文化防衛論』三島由紀夫 学生とのティーチ・イン 三島 共産社会に階級がないというのは全くの迷信であって、これは巨大なビューロクラシーの社会であります。そしてこの階級制の蟻のごとき社会にならないために我々の社会が戦わなければならんというふうに…

核兵器の進歩

『文化防衛論』三島由紀夫 学生とのティーチ・イン 三島 たとえばいまに核兵器が進歩しますと、核ピストル持った強盗が銀行へ入るかもしれない。こんな時代は私はすぐ目の前へきていると思うのですね。プルトニュームの密輸があっち、こっちでできるようにな…

私が一番好きな話

『文化防衛論』三島由紀夫 学生とのティーチ・イン 三島 私が一番好きな話は、多少ファナティックな話になるけれども、満州でロシア軍が入ってきたときに――私はそれを実際にいた人から聞いたのでありますが――在留邦人が一ヵ所に集められて、いよいよこれから…

革命の古典的なイメージ

『文化防衛論』三島由紀夫 学生とのティーチ・イン 三島 どうも私の中には古典的なイメージがあって、そして革命というものは何だろうか。まあ権力をひっくり返す大本であります。その中で革命が成功する条件とは何だろうか。私は大まかにいって、理性的要素…

敵が欲しい

『文化防衛論』三島由紀夫 学生とのティーチ・イン 三島 私は、思想ないし観念、精神というものがどうして敵を見出さない時にこんなに衰弱するものかということを骨身にしみて感じた人間だと思うのです。……私はどうしても自分の敵が欲しいから共産主義という…

共闘

『美と共同体と東大闘争』三島由紀夫 東大全共闘 三島 つまり天皇を天皇と諸君が一言言ってくれれば、私は喜んで諸君と手をつなぐのに、言ってくれないからいつまでたっても殺す殺すと言ってるだけのことさ。それだけさ。(p111)

虚実

『決定版 三島由紀夫全集33』 私がハッスルする時――「喜びの琴」上演に感じる責任 芝居といふものは絵空事で、絵空事のうちに真実を描くのだ、といふ確信は、近松門左衛門が、「虚実ハ皮膜ノ間ニアリ」と言つてゐるとほりである。(p57)

神ながらの天皇

『美と共同体と東大闘争』三島由紀夫 東大全共闘 三島 実はね、この天皇の問題、少し長くなりますよ。いいですか。私は今の陛下についても、ほんとうは後宮をお持ちになった方がいいと思っている。(笑)それで、大体私の天皇観というのはいわゆる右翼の儒教的…

腕力と知性

『決定版 三島由紀夫全集32』 第一の性 男の肉体たるや、簡単直明、実にお粗末な構造で、すべてが実用的にできてゐるが、これが案外見かけ倒しで、平均寿命も女にはかなはず、生物学的にも女より弱い、といふ事実がだんだん発見されてきてゐる。 男が女より…